
- 医師への電話、何て言えばいいか分からなくて緊張する…
- 疑義照会の加算は?記録の書き方は?
- 疑義照会を怠った際のリスクは?
処方せんを受け取った瞬間、
「この用量で本当に大丈夫?」
「この処方、併用禁忌の組み合わせ…」
と、手が止まった経験はありませんか?
特に新人薬剤師にとって、医師への疑義照会は「緊張する」「怒られそうで怖い」と感じる業務のひとつかもしれません。
しかし、疑義照会は薬剤師法で定められた法的義務であり、患者さんの安全を守る最後の砦です。
この記事では、疑義照会の基本から電話での伝え方、加算の算定ポイント、記録の書き方まで、新人薬剤師でもすぐに実践できるよう分かりやすく解説します。
この記事を読んでわかること
- 疑義照会の法的根拠と怠った場合のリスクが理解できる
- 重複投薬・相互作用等防止加算の算定要件と記録の書き方が分かる
- 形式的疑義照会と薬学的疑義照会の違い
- 疑義照会例がそのまま活用できる
疑義照会とは薬剤師が処方箋の内容を医師に問い合わせること
薬剤師が処方箋の記載内容に疑問や不明点を感じた際、処方した医師に対して確認や問い合わせを行う行為を指します。
薬剤師は、処方箋中に疑わしい点があるときは、その処方箋を交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない
出典:薬剤師法(昭和三十五年法律第百四十六号)

薬剤師法に明記されているとおり、疑義照会は薬剤師の法的義務です。
処方せんに疑問点がある場合、照会を行わずに調剤することは法律違反となり、患者さんの健康被害につながるリスクも高まります。
疑義照会の対象は多岐にわたり、以下のような項目が含まれます。
- 処方箋の記載ミスや不備
- 用法・用量の妥当性
- 薬剤同士の相互作用
- 患者の疾患・状態との適合性
疑義照会の種類
疑義照会には、形式的疑義照会と薬学的疑義照会の2種類があります。
それぞれ照会する内容や重要性が異なるため、適切に区別して対応するスキルが必要です。
形式的疑義照会
形式的疑義照会とは、処方せんの記載そのものに関する確認を行うものです。処方せんの形式や記載内容に不備や誤記がある場合に実施します。
形式的疑義照会の主な例は、以下のとおりです。
形式的疑義照会の例
- 患者氏名、生年月日、性別などの基本情報の記載漏れや誤記
- 医療機関名、医師名、医師の押印や署名の不備
- 処方日、使用期間などの日付の記載ミスや矛盾
- 薬剤名の誤記や判読困難な記載
- 用法・用量の記載漏れ
- 処方日数の記載がない、または不明瞭
形式的疑義照会はシンプルですが、処方せんの正当性を担保するために欠かせない業務です。
記載不備がある処方せんは、法的に無効となる可能性があるため調剤は行えません。
薬学的疑義照会
薬学的疑義照会とは、薬剤師の専門知識に基づいて、処方内容の妥当性や安全性を確認する業務です。処方せんの記載自体に問題はなくても、薬学的観点から疑問がある場合に実施します。
薬学的疑義紹介の例を以下にまとめました。
- 用法・用量の妥当性
- 添付文書の用量を超えている、年齢や体重に対して不適切
- 相互作用
- 併用禁忌の薬剤が処方されているまたは、相互作用により効果が減弱・増強される
- 重複投薬
- 同じ成分や同効薬が重複して処方されている
- 禁忌事項
- 患者の疾患や既往歴に対して禁忌とされる薬剤が処方されている
- 投与日数の妥当性
- 法律や保険適用上の制限を超えている
- 剤形の適切性
- 嚥下困難な患者に錠剤が処方されている
薬学的疑義照会は、薬剤師の専門性が最も発揮される場面です。
患者さんの安全を守り、適正な薬物治療をサポートするためにも欠かせない、重要な業務です。
疑義照会が重要な理由
疑義紹介の重要性は、法的・薬学的・経済的な観点から説明できます。
法律上の義務であるため
先ほど解説した通り、疑義照会は薬剤師の法的義務です。処方せんに疑わしい点があるにも関わらず、そのまま調剤した場合、薬剤師法違反となり、行政処分の対象となる可能性も。
疑義照会が制定された背景には、医療事故を未然に防ぐという目的があります。
医師と薬剤師がそれぞれの専門性を活かした、二重チェック体制の構築により、医療の質と安全性が高まります。
健康被害のリスクを軽減するため
疑義照会の最も重要な目的は、患者さんの健康被害を防ぐことです。
処方内容に問題がある場合、そのまま調剤してしまうと深刻な健康被害につながる可能性があります。
疑義紹介により防げる健康被害の例を以下にまとめました。
疑義照会で防げる健康被害の例
- 過量投与による副作用や中毒症状の発現
- 併用禁忌薬による重篤な副作用
- 禁忌疾患を持つ患者への不適切な投薬による病態悪化
- アレルギー歴のある薬剤の再投与によるアナフィラキシーショック
- 重複投薬による過剰な薬効発現

実際に、疑義照会によって重大な医療事故が回避された事例は数多く報告されています。
薬剤師の専門性をもとに処方内容を確認し、適切に疑義照会を行うことで、患者さんの安全が守られています。
医療費削減のため
疑義照会は医療費の適正化にも貢献しています。処方の重複や残薬に応じた処方日数の是正により、無駄な医療費の発生を抑制できます。
全国の薬剤師による疑義照会や残薬整理などの取り組みを通じて、年間約100億~200億円規模の薬剤費削減効果があるとの試算も。
厚生労働省の報告でも、薬剤師の介入により年間約118億円の調剤医療費削減が可能とされています。
令和5年度の国民医療費は、前年度から2.9%増の約47兆円にものぼり、超高齢社会における大きな課題となっています。
薬剤師が疑義照会を行うことは、限られた医療資源を効率的に活用し、持続可能な医療制度を守るためにも欠かせません。

不適切な処方による副作用や健康被害が発生した場合、その治療にも医療費はかかります。
疑義照会により事前に問題を防ぐことで、こうした二次的な医療費の発生も抑制できるのです。
疑義照会で算定できる加算
疑義照会を行い処方変更があった場合「重複投薬・相互作用等防止加算」を算定できる場合があります。新人薬剤師のうちから加算の算定要件を理解しておくことで、適切に評価を受けることができます。
重複投薬・相互作用等防止加算とは
- 重複投薬・相互作用等防止加算
- 薬剤師が薬学的な観点から処方内容を確認し、疑義照会によって処方の適正化に貢献したときに算定できる加算のこと。
この加算は、2つの区分に分かれています。算定点数は以下の通りです。
加算点数(2024年度改定後)
- 残薬調整に係るもの以外:40点
- 残薬調整に係るもの:30点
薬学的疑義照会によって処方変更が行われた場合に算定できるため、日々の業務で意識しておきたい加算です。
加算の算定要件
重複投薬・相互作用等防止加算は、本加算は、重複投薬・相互作用の防止等の目的で処方医に対して疑義照会を行い、処方に変更があった場合に算定できます。
本加算を算定するにあたり、注意が必要な点を以下にまとめました。
重複投薬・相互作用等防止加算
算定時の注意点
- 薬剤服用歴等又は患者・家族等からの情報にもとづいて残薬や重複投薬が生じる原因を分析すること
- 処方医への問合せ内容や変更内容を薬歴等に記載すること
- 同時に複数の処方箋を受け付け、重複投薬・相互作用等防止加算の対象となる項目が複数ある場合も、算定は1回のみ
- 同一医療機関、同一診療科の処方であっても算定対象となる
- 適切な活用実績が相当程度あると認められない保険薬局では算定不可
処方変更がなかった場合は算定できません。単なる記載不備の確認(形式的疑義照会)は、算定対象外です。
疑義照会が難しいと言われる理由

疑義照会は重要な業務である一方、実務において難しいと感じる薬剤師が多いのも事実です。
特に新人薬剤師にとっては、さまざまなハードルがあります。
- 医師が診察中で何度かけても電話に出ない
- 医師の口調が怖くて萎縮してしまう
- 患者さんに「まだ?」と急かされてパニックになる
などなど..
こうした経験は誰にでもあるものです。ひとつずつ乗り越えていくことで、自信を持って疑義照会できるようになります。
薬剤師としての知識と能力が必要であるため
薬学的疑義照会を適切に行うためには、専門知識はもちろん、判断能力も必要です。
単に薬の知識があるだけでなく、病態生理、薬物動態、相互作用、最新のエビデンスなど、幅広い知識を統合して判断する必要があります。
- 薬剤の適応症、用法・用量、副作用に関する詳細な知識
- 薬物相互作用や配合変化に関する理解
- 患者の病態や検査値を評価する能力
- 最新の診療ガイドラインや添付文書改訂情報の把握
- 医師とのコミュニケーション能力
- 根拠を持って提案できる論理的思考力
特に新人薬剤師や経験の浅い薬剤師にとっては、どのような場合に疑義照会が必要なのか判断すること自体が難しい場合があります。

新人のうちは、「先生、教えてください」くらいのスタンスで問い合わせるのがよいでしょう。
疑義はすべて照会しないと調剤ができないため
先ほど解説したとおり、処方せんに疑わしい点がある場合は、必ず疑義照会を行わなければなりません。
疑義照会が調剤業務に与える影響
- 照会に時間がかかる場合、患者さんを長時間待たせることになる
- 医師が不在や多忙で連絡が取れない場合、調剤が大幅に遅れる
- 照会の結果、処方変更となった場合、再度処方箋の発行が必要となる
- 複数の疑義がある場合、すべて解決するまで調剤できない
- 緊急性の高い薬剤であっても、照会完了まで交付できない
特に繁忙時や閉店間際に疑義が発見された場合、患者さんの待ち時間が長くなり、クレームにつながることもあります。
医療機関の診療時間終了後に疑義が見つかった場合、翌日まで調剤できないというケースも。
こうした状況下で、患者さんの不満と法的義務の板挟みになることが、疑義照会を難しく感じさせる一因となっています。

患者さんの安全を最優先に考え、適切に照会を行うことが薬剤師の責務です。
疑義照会の書き方や注意点
疑義照会を適切に記録し、実施することは、法的な証明としても重要です。ここでは、疑義照会の記録方法と、種類別の注意点を解説します。
疑義照会の記録の書き方
疑義照会を行った際は、その内容を必ず記録として残す必要があります。記録は法的な証拠となるだけでなく、後日の確認や情報共有のためにも重要です。
- 照会日時(年月日、時刻まで記載)
- 患者氏名、生年月日
- 処方医師名、医療機関名
- 照会した内容(具体的な疑問点)
- 照会の理由や根拠
- 医師からの回答内容
- 処方変更の有無と変更内容
- 照会を行った薬剤師名
- 照会方法(電話、FAX、対面など)
記録は簡潔かつ正確に記載することが重要です。後日見返した際に、どのような経緯で照会を行い、どのような結論に至ったかが明確に分かるようにします。
薬局や病院によって書き方にルールが設けられている場合も多いため、あらかじめ書き方の確認をしておきましょう。
形式的疑義照会の注意点
形式的疑義照会は比較的単純な確認作業ですが、いくつか注意すべき点があります。
- 処方せんの基本情報を確認
- 患者氏名の誤記、医師の署名・押印漏れ、日付の不備などは処方せんが無効になる恐れがある。
- 疑義照会の記録を残す
- 医師に照会した理由と返答内容を必ず記載して記録を残す。
記載がない場合、ほかの薬剤師が再度疑義照会してしまう可能性がある。 - 記載漏れへの対応
- 処方せんに直接書き足さず、備考欄に内容を記載する。薬剤変更や処方日数の変更があった場合も明記すること。
- 書面での確認を推奨
- 電話確認だけで終わらせず、可能であれば修正後の処方せんを再発行してもらうか、FAXで記録を残すのが望ましい。
- 判読困難な記載は推測しない
- 明確な確認が取れるまで調剤を進めず、誤読による調剤過誤を防ぐことが大切。
これらを徹底することで、形式的な不備によるトラブルや再照会を防ぎ、安全で確実な医療提供につながります。
薬学的疑義照会の注意点
薬学的疑義照会は専門的な判断が必要となるため、より慎重な対応が求められます。重要なのは、照会の根拠を明確にすることです。
単に「疑問に思った」というだけでなく、添付文書やガイドライン、文献などの客観的な根拠をもとに問い合わせましょう。
疑義照会する際は、問題点を指摘するだけでなく、代替案を提示するのがポイント。例えば、

オーグメンチン錠は粉砕不適ですので、サワシリンやセフェム系抗菌薬への変更を検討していただけますか?
といった具体的な提案を行います。
緊急性の判断も重要です。相互作用や禁忌など、患者さんの安全に直結する重大な問題の場合は、速やかに照会を行う必要があります。
一方、軽微な用量調整などの場合は、医師の診療状況を考慮しながら適切なタイミングで照会します。
患者さんから得た情報(既往歴、アレルギー歴、服用状況など)が照会の根拠となる場合は、その情報も正確に伝えます。
患者さんのプライバシーに配慮しつつ、必要な情報を適切に共有することが大切です。
疑義照会の手順
疑義照会の方法は主に電話とFAXの2種類があります。状況に応じて適切な方法を選択し、効率的かつ正確に照会を行うことが重要です。
電話で疑義照会する手順
電話照会の基本的な流れ
| 話者 | 会話内容 |
|---|---|
| 薬剤師 | 「〇〇薬局の△△と申します。〇〇さんの処方箋について確認させていただきたい点がございます。」 ※診療科が複数ある場合は「内科宛てでお願いします」などを添える。 |
| 病院の受付 | 「患者さんのIDとお名前、生年月日を教えてください。内容を伺い、担当の医師(または看護師)におつなぎします。」 |
| 医師 | 「どうされましたか?」 |
| 薬剤師 | 「ロサルタン錠だけ7日分となっており、他の薬は14日分の処方になっています。患者さんに確認したところ、次回の受診は14日後とのことで、ロサルタン錠も14日分ご希望されています。」 |
| 医師 | 「それではロサルタン錠も14日分に変更してください。」 ※医師以外が対応した場合:「先生に確認したところ、14日分で問題ないとのことでした。変更をお願いします。」 |
| 薬剤師 | 「かしこまりました。ありがとうございます。失礼いたします。」 |
電話照会の際は、医師の診療時間を考慮することが重要です。外来診療中や手術中など、医師が多忙な時間帯は避け、可能な限り診療の合間や診療終了後を狙います。ただし、緊急性が高い場合はこの限りではありません。
また、電話では記録が残らないため、照会内容と回答を正確にメモし、後で詳細な記録を作成することが必須となります。

処方変更がある場合は、変更内容を必ず復唱して確認ミスを防ぎます。
FAXで疑義照会する手順
FAX照会の基本的な流れ
- 疑義照会書(照会用紙)を準備する
- 必要事項を記入する(患者情報、処方内容、疑問点、照会理由など)
- 医療機関にFAXを送信する
- 送信後、電話で到着確認を行う
- 医師からの回答FAXを待つ(緊急の場合は電話での回答を依頼)
- 回答内容を確認し、不明点があれば再度照会する
- 回答内容を記録として保管する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 患者情報 | 氏名/生年月日/ID |
| 薬局情報 | 名称/住所/電話番号/FAX番号 |
| 問い合わせ内容 | 問い合わせ内容/日時/薬剤師名 |
FAXでの照会は、複数の疑問点がある場合や、複雑な内容を伝える際に有効です。書面として残るため、後日の確認や証拠としても活用できます。
FAXは即座に回答が得られないため、緊急性の高い場合には不向きです。FAX送信後は必ず電話で到着確認を行い、医師が内容を確認したかどうかをチェックすることが重要です。
最近では、電子処方箋システムや医療機関との専用連絡システムを利用した照会も増えています。各薬局のシステム環境に応じて、最も効率的で確実な方法を選択します。

最近では、電子処方箋システムや医療機関との専用連絡システムを利用した照会も増えています。
これによって電話やFAX対応が減り、照会内容が自動記録されることで待機時間や記録ミスが減少し、迅速で安全な対応が可能になりました。
疑義照会のポイント
疑義照会を効果的に行うためには、いくつかの重要なポイントがあります。これらを意識することで、医師とのコミュニケーションが円滑になり、患者さんへのサービス向上にもつながります。
要点をまとめてから医師に伝える
照会前に以下の内容を整理しておくと効果的です。
- 何が問題なのか(疑問点の明確化)
- なぜ問題なのか(根拠の明示)
- どうしたいのか(提案や確認事項)
例えば、「患者さんの年齢が85歳で腎機能低下が予想されますが、処方されている薬剤の用量が通常用量となっています。
高齢者の場合、添付文書では半量から開始することが推奨されていますが、このままの用量でよろしいでしょうか」といった具合に、状況と問題点、根拠、確認事項を簡潔にまとめます。
あらかじめ代替案や必要な情報を準備しておく
例えば、相互作用が懸念される場合、「別の系統の薬剤として〇〇はいかがでしょうか」といった代替案を提示します。また、用量の問題であれば、「〇〇mgへの減量はいかがでしょうか」といった具体的な提案を行います。
代替案の提示は提案であり、押し付けではありません。最終的な判断は処方権を持つ医師に委ねられるため、あくまで協力的な姿勢で提案することが大切です。
医師との信頼関係を築いておく
定期的な情報提供や、処方意図を尊重した対応、適切なフィードバックなどを通じて、信頼関係を築いておきます。
「いつも適切な指摘をしてくれる薬剤師」という認識を持ってもらえれば、疑義照会の際もスムーズなコミュニケーションが可能になります。
また、疑義照会だけでなく、処方に問題がなかった場合でも、定期的に服薬状況や患者さんの様子をフィードバックすることで、医師との連携が深まります。
患者さんへ配慮する
照会が必要となった際は、「処方内容を確認させていただきますので、お時間をいただけますでしょうか」といった丁寧な説明を行います。照会の理由を患者さんに詳しく説明する必要はありませんが、安全確認のために必要な手続きであることを理解してもらうことが大切です。
照会に時間がかかる場合は、一旦患者さんに外出してもらうか、連絡先を聞いて後で連絡する方法も検討します。患者さんの予定や都合を考慮し、柔軟な対応を心がけます。
疑義照会の結果、処方変更となった場合は、なぜ変更が必要だったのか、変更によってどのようなメリットがあるのかを分かりやすく説明します。患者さんの理解と納得を得ることで、服薬アドヒアランスの向上にもつながります。
まとめ
疑義照会は、薬剤師法によって定められた法的義務であると同時に、患者さんの安全を守るための最も重要な業務の一つです。形式的疑義照会と薬学的疑義照会の2種類があり、それぞれ適切に判断して実施する必要があります。
疑義照会が難しいと感じる理由は、専門知識の必要性や法的制約にありますが、適切な準備と手順を踏むことで、効果的に実施することができます。電話やFAXを使い分け、要点を整理し、代替案を準備しておくことで、医師とのコミュニケーションは円滑になります。
また、疑義照会によって処方変更があった場合は、重複投薬・相互作用等防止加算を算定できる可能性があります。新人のうちから加算の要件を理解し、適切に記録を残す習慣をつけておきましょう。
何より大切なのは、患者さんの安全を第一に考え、医師との信頼関係を築きながら、チーム医療の一員として役割を果たすという姿勢です。
疑義照会は単なる確認作業ではなく、薬剤師の専門性を発揮し、医療の質を高めるための重要なプロセスなのです。日々の業務の中で、疑義照会のスキルを磨き続けることで、より安全で質の高い薬物治療の提供に貢献できます。この記事で解説したポイントを実践し、自信を持って疑義照会に取り組んでいただければ幸いです。
疑義照会がつらいと感じたら..
疑義照会は薬剤師の重要な業務ですが、「医師との関係がうまくいかない」
「業務量が多すぎて丁寧な確認ができない」
といった職場環境の問題で悩んでいる方もいるかもしれません。
そんなときは、働き方を見直すのも一つの選択肢です。
医師との連携がスムーズな環境、教育体制が整った職場など、自分に合った環境を探すことで、薬剤師としてのスキルをより発揮できるようになります。
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