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在宅薬剤師への転職ガイド|登録から入社まで2か月の進め方

在宅薬剤師への転職ガイド
新人ちゃん
新人ちゃん

在宅薬局に転職したいけど、何から始めればいいんだろう?

在宅に興味があっても、求人の探し方や見極め方は意外と分かりにくいものです。

僕は在宅薬局で管理薬剤師をしています。いまの職場には、転職エージェントに登録してから約2か月で入りました。

ただ、いまの職場を決めたときのことで、後悔していることがあります。面接で逆質問をしなかったこと。そして、いちばん大きいのは「将来は経営者に」という口約束を頼りに入ったことです。

この記事では、僕の転職の流れと後悔をもとに、在宅薬剤師への転職の進め方を順番に紹介します。

この記事でわかること

  • 在宅薬局への転職の流れと、かかった期間
  • 在宅の求人の探し方
  • 「在宅業務あり」の求人の見極め方
  • 面接と見学で確かめること
  • 未経験から在宅を始めるときの流れ

在宅薬剤師の仕事そのものは在宅薬剤師とは?、年収は在宅薬剤師の年収の記事にまとめています。

目次

在宅薬剤師への転職の全体像|登録から入社まで約2か月

在宅薬剤師への転職の全体像

在宅薬剤師への転職は、転職エージェントへの登録から始まり、求人探し、見極め、面接と見学を経て入社という流れで進みます。

僕の転職の数字

いまの在宅薬局に転職したときの数字をまとめました。

スクロールできます
項目僕の場合
登録した転職エージェント複数
紹介された求人全部で約8社
面接を受けた薬局3社
登録から入社まで約2か月
いまの職場を決めたエージェントファルマスタッフ

紹介された求人を、すべて受けたわけではありません。約8社のうち、面接まで進んだのは3社です。

転職の流れ5ステップ

在宅薬剤師になるまでの流れを、5つのステップにまとめました。

在宅薬剤師になるための転職フロー図 在宅薬剤師になるための転職フロー STEP 1 転職エージェントに登録する まずは2〜3社に登録。情報収集だけでもOK STEP 2 「在宅業務あり」の調剤薬局を探す 「在宅薬局」ではヒットしない。「調剤薬局+在宅あり」で検索 STEP 3 ⚠ 求人の「在宅あり」を見極める 施設配達だけの薬局もある。エージェントに以下を確認: 「個人宅訪問の実績は?」「在宅専任の薬剤師はいる?」「算定実績は?」 STEP 4 面接・職場見学で在宅体制を確認 可能であれば在宅訪問に同行見学させてもらう STEP 5 内定・入職 → 在宅薬剤師デビュー 入職後は先輩の訪問に同行しながら実務を学んでいく 僕はファルマスタッフ経由で今の薬局を見つけました yakupoke.com

ここからは、ステップごとに僕の経験を交えて紹介します。

在宅薬剤師の転職①求人探し|「在宅薬局」では見つからない

在宅薬剤師の転職の求人探し

最初につまずきやすいのが、求人の探し方です。

「調剤薬局+在宅業務あり」での探し方

求人サイトで「在宅薬局」と探しても、あまり見つかりません。求人サイトに「在宅薬局」というカテゴリ自体がないためです。

僕がいまの職場を紹介されたときも、「調剤薬局+在宅業務あり」という形でした。

コタロ
コタロ

「在宅薬局」ではなく、「在宅業務あり」の調剤薬局を探すのがコツです。

転職エージェントは複数に登録

僕がこれまでの転職で使ったのは、ファルマスタッフ・ファーマキャリア・ヤクジョブの3社です。いまの職場のときも複数に登録し、最終的にファルマスタッフ経由で決めました。紹介された求人は、全部で約8社です。

エージェントには「在宅件数が多い薬局」「教育体制が整っている薬局」を条件として伝えると、希望に合った求人を紹介してもらいやすくなります。

各社の違いは、薬剤師転職エージェントおすすめ3選で比べています。

在宅薬剤師の転職②求人の見極め|「在宅あり」の中身はさまざま

在宅薬剤師の転職の求人の見極め

「在宅業務あり」と書いてある求人でも、実態はさまざまです。施設に薬を配達しているだけで、実際には在宅業務をしていない薬局もあります。

在宅メインの薬局と在宅もやる薬局

「在宅に力を入れている薬局」と一口に言っても、在宅メインの薬局と在宅もやっている薬局では大きく違います。

在宅メインの薬局
  • 処方せんの大半が在宅関連
  • 在宅専任のスタッフがいることが多い
  • 在宅のノウハウや教育体制が整っている
  • オンコール対応がある場合が多い
在宅もやっている薬局
  • 外来メインで、在宅は一部
  • 外来業務と並行して在宅対応
  • 在宅の教育体制は薬局によって差がある
  • オンコール対応がないことも

どちらが良いかは人それぞれです。「在宅をしっかり学びたい」なら在宅メインの薬局、「外来も経験しながら在宅もやりたい」なら在宅もやっている薬局が合っています。

エージェントに確かめる5つのこと

気になる求人があったら、応募する前にエージェントに次のことを聞いてもらいましょう。

  • 在宅患者の割合:処方せんの何割が在宅関連か
  • 個人宅への訪問の実績:施設への配達だけになっていないか
  • オンコール体制:頻度や手当の有無
  • 往診同行の機会:医師と一緒に訪問できるか
  • 教育・研修体制:未経験でも学べる環境か

在宅専任の薬剤師がいるか、在宅の算定の実績があるかも、見極めの材料になります。

ハズレ求人の見分け方や探し方のコツは、在宅薬局の求人検索の記事でくわしく紹介しています。

孤独を感じにくい職場か

在宅薬剤師は一人で訪問することが多く、孤独を感じやすい仕事です。僕自身、同じ志を持つ仲間がいないことにストレスを感じることがあります。

職場を選ぶときは、次の点も見ておくと安心です。

  • 薬剤師の人数:一人薬剤師だと孤立しやすい
  • 他の薬剤師の意識:面接や見学で職場の雰囲気を見る
  • 多職種との連携体制:医師・看護師との距離感
  • 社内の情報共有の仕組み:クラウドサービスやカンファレンスの有無

在宅薬剤師の転職③面接と見学|逆質問で見る「誰と働くか」

在宅薬剤師の転職の面接と見学

求人票やエージェントの話で分かるのは、仕事の中身と条件までです。「誰と働くか」は、面接や見学で自分で確かめるしかありません。

逆質問をしなかった後悔

いまの職場は、見学できないまま入社しました。オンラインでの見学もお願いしましたが、「ITに強い人がいない」という理由で断られました。

面接のときも、こちらから質問する「逆質問」をしなかったことを、いまも悔やんでいます。

聞いておけばよかった質問が、具体的に思い浮かぶわけではありません。それでも、逆質問はするべきでした。

口約束を頼りにした後悔

そして、いちばんの後悔は、「将来は経営者に」という口約束を頼りに入社したことです。

仕事の中身は希望どおりでした。でも、「誰と働くか」は、これまでの職場の中で最低でした。

コタロ
コタロ

「誰と働くか」を自分の目で確かめなかったことは、いまでも後悔しています。

面接と見学で聞いておきたい逆質問

逆質問では、条件だけでなく経営者の考え方も聞いてみてください。僕がいちばんすすめるのは、「なぜ在宅業務をしているのですか?」という質問です。

  • (経営者に)なぜ在宅業務をしているのですか?
  • 休みは取りやすいですか?
  • 休憩時間はしっかり取れていますか?
  • 休日の電話当番は割り振られていますか?

答えの受け止め方や、見学で見るべき点は、調剤薬局の見学で聞く質問の記事にくわしくまとめました。

在宅薬剤師の転職④入社してから|未経験なら先輩の同行から

在宅薬剤師の転職後、先輩に同行して学ぶ

在宅が未経験でも、在宅薬剤師になることはできます。特別な資格がなくても始められます。

入社前の準備

  • 調剤薬局で基礎経験を積む:多くの処方に触れて知識を身につける
  • 在宅に力を入れている薬局へ転職:教育体制が整った薬局を選ぶ

入社してからの流れ

  • 先輩薬剤師に同行して学ぶ:最初は一緒に訪問して流れを覚える
  • 少しずつ担当患者を増やす:経験を積みながら力をつける
  • 必要に応じて資格を取る:在宅療養支援認定薬剤師など

資格については、在宅薬剤師に資格は必要?の記事で紹介しています。

在宅ならではの大変さは、在宅薬剤師はきつい?の記事にまとめています。

在宅薬剤師の転職でよくある質問|未経験・運転・休日

在宅薬剤師の転職でよくある質問

在宅薬局への転職を考えている方から、よく聞かれる質問に答えます。

調剤薬局の経験だけでも在宅はできますか?

できます。在宅業務に特別な資格は不要で、薬剤師免許があれば始められます。ただし、終末期のケアや多職種との連携など、調剤薬局では経験しにくい業務もあります。最初は先輩薬剤師に同行しながら学ぶのがおすすめです。

在宅メインの薬局はどうやって見つけますか?

転職エージェントに「在宅件数が多い薬局」を条件として伝えるのが効率的です。エージェントや面接で「在宅患者の割合」「オンコール体制の有無」「往診同行の機会」などを具体的に聞いておきましょう。

運転免許は必須ですか?

ほぼ必須と考えてください。在宅業務では患者さんの家や施設への移動があるため、車の運転ができないと業務に支障が出ます。都市部では公共交通機関や自転車で対応できる場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。

残業や休日出勤は多いですか?

薬局によって違います。在宅に力を入れている薬局では、オンコール対応があることが多いです。特に終末期の患者さんを担当する場合、夜間や休日に麻薬の追加処方が出ることもあります。転職前に「オンコールの頻度」と「手当の有無」を確かめておきましょう。

在宅薬剤師への転職のまとめ|「誰と働くか」は自分の目で

在宅薬剤師への転職のまとめ

在宅薬剤師への転職の進め方を、僕の経験をもとに紹介しました。

この記事のポイント
  • 登録から入社まで、僕の場合は約2か月。紹介は約8社、面接は3社
  • 求人は「在宅薬局」ではなく「調剤薬局+在宅業務あり」で探す
  • 「在宅あり」の中身はさまざま。在宅患者の割合や個人宅への訪問の実績を聞いておく
  • 面接と見学では逆質問をして、「誰と働くか」を自分の目で確かめる
  • 未経験でも、先輩の同行から始められる

やりがいや仲間を最優先したい方には、病院薬剤師という道もあります。僕の考えは、薬剤師の年収とやりがいは両立できるの記事にまとめています。

在宅の求人を探すときは、僕が実際に使った転職エージェントの体験談も参考にしてみてください。

ファルマスタッフ

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