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調剤薬局の見学で聞く質問|6か所見学して分かった見るべき点

調剤薬局の見学で聞く質問|6か所見学して分かった見るべき点
薬剤師ちゃん

見学に来てくださいって言われたけど、何を見て、何を聞けばいいんだろう……。

調剤薬局の見学は、たった30分ほど。その30分が、転職先で「毎日が楽しいか」を左右すると僕は思っています。

僕はこれまで、公務員病院・薬局・個人病院・薬局・在宅薬局と職場を移ってきました。辞退したところも含めると、見学に行ったのは6か所です。そして、見学に行けなかった職場が1つだけあります。そこだけが、最悪の職場でした。

この記事では、調剤薬局の見学で聞くべき質問と、見るべきポイントを、6か所を見てきた経験からお伝えします。

この記事でわかること
  • 見学が転職の成否を分ける理由
  • 経営者に聞くべき「そもそも論」
  • 社員を大事にする会社の見分け方
目次

調剤薬局の見学が大事な理由|見学できなかった職場だけが最悪だった

調剤薬局の見学が大事な理由|見学できなかった職場だけが最悪だった

見学が大事な理由は、「誰と働くか」だけは、現場に行かないと分からないからです。

まずは、僕が見学に行けなかったときの話からさせてください。

6か所見学して、見学できなかった1か所

新卒で入った公務員病院も、その次の薬局も、個人病院も、次の薬局も、入る前に必ず見学に行きました。途中で辞退したところを含めると、見学したのは6か所になります。

ただ、最後に移った在宅薬局だけは、県外への転職だったこともあり、見学に行けませんでした。そして振り返ると、いちばんつらかったのは、この職場だけでした。

仕事の中身は希望どおり、「誰と働くか」は過去最低

誤解のないように書いておくと、在宅の仕事そのものは、僕が望んでいたものでした。患者さんの家に行き、暮らしの中で薬を見る。やりたかった仕事です。

それでも、「誰と働くか」は、過去の職場の中で最低でした。やりたい仕事ができても、一緒に働く人と考え方が合わないと、毎日は楽しくなりません。

求人票で分かること・現場でしか分からないこと

転職先を選ぶとき、僕は「お金」「誰と働くか」「やりたいことか」の3つを考えます。このうち、お金とやりたいことは、求人票や面接でもある程度分かります。

でも、「誰と働くか」は別です。求人票には、よく「アットホームな職場です」と書いてあります。本当かどうかは、自分の目で見るしかありません。

見学は、「誰と働くか」を確かめられる、ほぼ唯一の機会です。

調剤薬局の見学の申し込み方|面接の後に30分ほど

調剤薬局の見学の申し込み方|面接の後に30分ほど

転職のときの見学は、転職エージェントを通して、面接の後や面接当日に組んでもらうことが多かったです。身構えるほど大がかりなものではありません。

僕の場合の流れを、順番に紹介します。

①転職エージェント経由で申し込む

新卒で入った公務員病院だけは、自分でアポを取りました。それ以外の転職のときの見学は、すべて転職エージェント経由です。担当者に見学したいと伝えて、日程を組んでもらいました。

職場によっては、向こうから「見学に来てほしい」と言われることもありました。見学を歓迎してくれる職場は、それだけで少し安心できます。

②面接の後か、面接当日に組み込まれる

タイミングは、面接の後が多かったです。面接当日に、見学の予定もあわせて組み込まれるパターンもありました。

面接で話を聞いたあとに現場を見ると、「さっき聞いた話と、目の前の様子が合っているか」を比べられます。この順番は、意外と便利です。

③所要時間は30分前後

見学にかかる時間は、だいたい30分前後でした。調剤室の中を見せてもらい、少し話を聞いたら終わりです。

短い時間だからこそ、何を聞いて、何を見るかを決めてから行くのがおすすめです。ここから、その中身をお伝えします。

調剤薬局の見学で聞く質問|経営者には「そもそも論」を聞く

調剤薬局の見学で聞く質問|経営者には「そもそも論」を聞く

経営者や上の立場の人と話せる機会があれば、細かい条件より「そもそも、なぜこの仕事をしているのか」を聞いてください。

見学の質問というと、残業や休みの取り方を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろん大事ですが、僕がいちばん聞いてほしいのは別のことです。

「なぜ在宅業務をしているのか」という質問

たとえば、在宅に力を入れている薬局なら、「なぜ在宅業務をしているのですか?」と聞いてみてください。

仮に、こんな2人の経営者がいたとします。

  • 「これから先は、在宅医療もできないといけない」
  • 「在宅業務をやらないと、経営が成り立たない」

どちらも在宅をしている理由としては筋が通っていて、正解・不正解はありません。ただ、僕に合うのは前者です。ビジネスライクすぎる考え方は、僕には合わないんですよね。

同じ「在宅をしている薬局」でも、答えを聞けば、その薬局が何を大事にしているかがひと言で見えます。

薬剤師ちゃん

経営者にそんなこと聞いて、失礼にならないかな……。

コタロ

大丈夫です。一緒に働くかどうかを決める場なので、考え方を聞くのは当たり前のこと。むしろ、きちんと答えてくれるかどうかも判断材料になります。

答えから分かる、自分との考え方の違い

そもそも論を聞く目的は、自分との考え方の違いを、入る前に知ることです。

給料や休みは、求人票や面接である程度確かめられます。でも、経営者の考え方は、入ってからでは変えられません。考え方が合わない職場では、どんなに条件がよくても、毎日どこかでイライラすることになります。

在宅以外の薬局でも、聞き方は同じです。「なぜこの地域で薬局をしているのか」「なぜこの働き方を選んだのか」。答えを聞いて、うなずけるかどうかを自分に問いかけてみてください。

調剤薬局の見学で見るべき3つのポイント|社員を大事にする会社は設備に出る

調剤薬局の見学で見るべき3つのポイント|社員を大事にする会社は設備に出る

「雰囲気を見て」とよく言われますが、雰囲気は目に見えるものに表れます。社員を大事にする風土があるかどうかは、設備投資と福利厚生に出る、というのが僕の考えです。

30分の見学で、この3つを意識して見てみてください。

機械やシステムへの投資

調剤室に入ったら、どんな機械やシステムが入っているかを見てください。

機械やシステムにお金をかけている薬局は、スタッフの手間を減らそうとしている薬局です。反対に、古い機械を使い続けていたり、手作業ばかりだったりする職場は、そのしわ寄せが人に来ている可能性があります。

福利厚生の使われ方

福利厚生も、会社が社員をどう扱っているかの答え合わせになります。求人票に書いてある制度が、実際に使われているかどうか。見学のときに、現場のスタッフに聞けると理想です。

僕なら、たとえばこんなふうに聞きます。

  • 休みは取りやすいですか?
  • 休憩時間はしっかり取れていますか?
  • 休日の電話当番は割り振られていますか?

設備と福利厚生は、どちらも会社がお金をかける場所です。お金のかけ方には、会社の本心が出ます。

スタッフの年齢構成と目

人を見るときは、スタッフの年齢構成と目を見ます。

年齢構成が大きく偏っている職場では、新しいことを始めようとしたときに、協力を得にくい場合があります。自分が入ってからやりたいことがあるなら、なおさら気にしておきたいポイントです。

そして、目。見学者に向けられる目が明るいか、疲れ切っているか。ほんの一瞬でも、案外分かります。

ここまでに出てきた、見学で聞く質問をまとめておきます。

  • (経営者に)なぜ在宅業務をしているのですか?
  • 休みは取りやすいですか?
  • 休憩時間はしっかり取れていますか?
  • 休日の電話当番は割り振られていますか?

見るべきは「機械・システム」「福利厚生」「スタッフの年齢構成と目」の3つです。

調剤薬局の見学の最終判断|肌で感じる雰囲気と直感

調剤薬局の見学の最終判断|肌で感じる雰囲気と直感

最後に頼りになるのは、見学のときに肌で感じた雰囲気、つまり直感です。

「直感なんて当てにならない」と思うかもしれません。でも、ここまでの材料を見たあとの直感は、ただの勘とは違います。

直感は、ここまでの材料を見たうえでの判断

そもそも論の答え、機械やシステム、福利厚生、スタッフの表情。見学で集めた材料を全部まとめたものが、「なんとなく良さそう」「なんとなく違う」という感覚です。

言葉にしきれない違和感でも、そのままにしないでください。職場は、これから毎日過ごす場所ですから。

合わないと感じたときの辞退

僕が見学した6か所には、見学のあとに辞退したところも入っています。見学に行ったからといって、必ず入らなければいけないわけではありません。

薬剤師ちゃん

わざわざ時間を取ってもらったのに、断るのは気まずい……。

コタロ

断りの連絡は、エージェントの担当者が入れてくれます。合わない職場に入って、毎日イライラするほうがずっとつらいですよ。

調剤薬局の見学の段取り|エージェントに任せること・自分でやること

調剤薬局の見学の段取り|エージェントに任せること・自分でやること

見学や面接の段取りは、転職エージェントに任せてしまうのがラクです。そのぶん、見学当日は「見ること」と「聞くこと」に集中できます。

任せていいことと、自分でやることを分けておきましょう。

日程調整と面接の同行

働きながらの転職で大変なのは、薬局とのやりとりです。エージェントを使えば、日程の調整や条件の交渉を担当者が代わりにしてくれます。

たとえば、僕も使ったことがあるファルマスタッフは、エリアや働き方にかかわらず、原則としてすべての面接に担当者が同行すると公式サイトで案内しています。面接のあとにそのまま見学が組まれる流れなら、心強いはずです。くわしくはファルマスタッフの評判をまとめた記事で紹介しています。

中の様子は自分の目で確認

ひとつだけ、覚えておいてほしいことがあります。職場の中の様子は、担当者から聞いた話ではなく、自分の目で確かめてください。

段取りは人に任せても、「誰と働くか」を判断するのは自分です。僕が見学に行けなかった職場で後悔したのは、まさにここでした。

県外への転職などで見学が難しい場合も、オンラインで話す機会をもらう、面接の日に少しでも現場を見せてもらうなど、あきらめずに相談してみてください。

実は、こうした相談を受け入れてくれない職場は、それだけで「ダメ」と判断してきました。入る前から、「社員の希望が通りにくい職場」だと分かるからです。

見学を断る理由なんて、本来ありません。どんなに忙しくても、時間を指定したり、別の方法を提案したりはできるはずです。

ただ、最悪だった在宅薬局のときは事情が違いました。オンラインでの見学も相談しましたが、「ITに強い人がいないので難しい」と言われました。なのに入ってしまったのは、「将来は経営者に」という口約束を頼りにしたからです。

これが、僕の最大の後悔です。口約束より、自分の目で見たものを信じてください。

まとめ|調剤薬局の見学は「誰と働くか」を確かめる場

まとめ|調剤薬局の見学は「誰と働くか」を確かめる場

調剤薬局の見学は、30分ほどの短い時間です。ですが、入ってから毎日が楽しいかどうかは、この30分でかなり見えてきます。

この記事のまとめ

見学が大事な理由:「誰と働くか」だけは、現場に行かないと分からない。
聞く質問:経営者には「なぜこの仕事をしているのか」というそもそも論を聞く。
見るポイント:社員を大事にする会社は、設備投資と福利厚生に表れる。
最後の判断:肌で感じた雰囲気を信じる。合わなければ辞退していい。

お金も大事です。でも最後は、「誰と働くか」と「やりたいことか」がそろわないと、仕事は楽しくなりません。見学は、そのうちの「誰と働くか」を確かめられる場です。

コタロ

次の見学では、ぜひ「そもそも論」をひとつ聞いてみてください。答えを聞いた瞬間に、きっと何かが分かります。

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参考資料
面接成功の秘訣! | ファルマスタッフ 神戸支店

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