

求人に「在宅薬剤師」と「訪問薬剤師」があるけど、何が違うの?
在宅の仕事に興味があって求人を見ていると、2つの言葉が出てきて迷いませんか。
僕は在宅薬局で管理薬剤師をしています。先に答えを書くと、呼び方が違うだけで、中身は同じ仕事です。
どちらの言葉を使うかは、好きな方で呼んだらいいと思っています。この記事では、そう考える理由と、求人を探すときに言葉より見てほしいことをお伝えします。
この記事でわかること
- 2つの言葉の違い
- 制度の名前に入っている2つの言葉
- 現役の僕が、ふだん何と名乗っているか
- 求人を探すときの言葉の使い方
- 求人で見てほしい2つの中身
在宅薬剤師と訪問薬剤師の違い|呼び方だけで中身は同じ仕事
在宅薬剤師と訪問薬剤師は、同じ仕事を別の言葉で呼んでいるだけです。現場で働いていて、2つを分けて考えたことはありません。

2つの言葉が指す同じ仕事
どちらも、通院がむずかしい患者さんの自宅や施設へ行き、薬を届けて、飲み方や体調を確かめる仕事です。
職場によって細かな違いはあっても、呼び方で仕事の中身が分かれることはないと感じています。
在宅の仕事の全体像は、在宅薬剤師とは?にまとめています。
制度の名前に入っている「在宅」と「訪問」
保険の制度でも、2つの言葉が使われています。医療保険では「在宅患者訪問薬剤管理指導料」、介護保険では「居宅療養管理指導費」という名前です。
医療保険の名前には、「在宅」と「訪問」の両方が入っています。求人にどちらの言葉が出てきても、同じ仕事だと受け取って大丈夫です。
※制度の名前は、2026年10月時点の調剤報酬点数表によります。
在宅薬剤師か訪問薬剤師か|現役の僕は「在宅もやっています」
在宅の仕事をしている僕自身は、どちらの言葉で名乗っているのか。実は、どちらも使っていません。

人に説明するときの言い方
仕事を人に説明するときは、「薬剤師です。在宅もやっています」と言っています。
「在宅薬剤師です」とも「訪問薬剤師です」とも名乗りません。
「在宅も」の「も」に入っている外来の仕事
「も」と言うのは、在宅だけをしているわけではないからです。いまの職場にも外来の投薬があります。そこに在宅の仕事が組み込まれていて、毎日いろいろな仕事をしています。
個人宅は20人ほどで、残りはすべて施設です。どんな1日になるかは、在宅薬剤師の仕事内容に書きました。
在宅薬剤師・訪問薬剤師の求人の探し方|言葉より2つの中身
ここからは、在宅の仕事を探している人に向けて、求人の探し方をお伝えします。言葉の違いにこだわるより、中身を見るほうが大事です。

どちらの言葉でも探す
求人を検索するときは、「在宅」と「訪問」の両方の言葉で探してください。片方だけで探すと、もう片方の言葉で書かれた求人を見落とします。
僕が紹介された求人も、「在宅薬剤師」や「訪問薬剤師」という職種名ではなく、「調剤薬局+在宅業務あり」という形でした。
エージェントに「在宅をやりたい」と伝える
自分で言葉を変えながら探すより、転職エージェントに「在宅をやりたい」と伝えるほうが早いです。
僕は2回目の転職で、在宅薬局で働きたいと伝えました。すると、在宅業務に取り組んでいる薬局をピックアップしてもらえました。そのときのやりとりはファルマスタッフの評判に、ほかの会社との比べ方は薬剤師転職エージェントおすすめ3選に書いています。
求人で見てほしい2つの中身
呼び方より、求人では次の2つを確かめてください。
- 個人宅と施設の割合
- 外来とかけもちか、在宅がメインか
同じ「在宅あり」の求人でも、どこへ、どれくらいの割合で行くのかは薬局ごとに違います。求人票に書かれていなければ、面接や見学で聞いてみてください。
転職の進め方は、在宅薬剤師への転職ガイドにまとめています。
在宅薬剤師と訪問薬剤師の違いでよくある質問|求人と名乗り方の2問
2つの言葉について、迷いやすいことに答えます。
在宅薬剤師と訪問薬剤師の違い|好きな方で呼んだらいい
2つの言葉の違いについて、現役の僕の考えをお伝えしました。
- 2つは、呼び方が違うだけで中身は同じ仕事
- 医療保険の制度の名前にも「在宅」と「訪問」の両方が入っている
- 僕は「薬剤師です。在宅もやっています」と名乗っている
- 求人は両方の言葉で探すか、エージェントに「在宅をやりたい」と伝える
- 求人では、個人宅と施設の割合と、外来とかけもちかを見る
呼び方に迷ったら、好きな方で呼んだらいいと思います。それより、働く場所の中身を確かめてください。

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